バナー広告はもう古い。メール広告もピークを終えた。今、旬なのはサーチエンジン・マーケッティングである。四つの大きな波が押し寄せてきている。それらは、ソーシャルネットワーキング,ローカル・サーチ・マーケッティング、ブログ、それにブロードバンド・ビデオである。
ソーシャル・ネットワークは若者を中心に爆発的に伸びている。会員間の口コミが特徴。Friendsterは一年間で18〜35歳を中心とした625万人の会員を集め、会員の写真、趣味などの個人情報が集積している。既に、Volvo、Toyota、Verizonが広告を出稿している。
Google's Search by Location やOverture's local searchなどのローカル検索において、連動広告に大きなニーズがある。例えば、ネットで特定の地域のピザ屋や歯科医を探す場合を考えれば明らかだ。
Blogも新しい広告スペースとして台頭してきた。米国では既に、大人のインターネットユーザーの約10%がBlogで情報発信している。Blogの広告としてはGoogle's AdWordsが日本でも立ち上がっているが、広告を掲載するBlogを指定できるBlogadsの方が効果的という声もある。
若者のTV離れが進むなか、Lexus, BMW, Coca-Cola, McDonald's, Pepsi, Coors, Sony, Warner Bros., and Procter & Gambleなどの大手広告主が、ブロードバンドを使ってTVコマーシャルを流し、TVでリーチしなかった人に視聴させている。