
英Times Onlineにおもしろい記事が出ていた。フランスで最も話題になっている女性歌手Carla Bruni(カーラ・ブルーニ)のアルバムが,オンラインで無料で聴けるとのニュースである。
少し前までカーラ・ブルーニを知らなかったのだが・・・。でも,ニコラ・サルコジ仏大統領と大騒ぎの末,再婚したことで,この世界に疎い筆者でもカーラ・ブルーニの存在を知ることになった。Wikipediaによると,90年代はスーパーモデルで活躍し,2002年に歌手に転身したそうな。彼女が作詞作曲したアルバム「ケルカン・マ・ディ」は世界中で100万枚を超えるヒットとなり,また2007年発表の「ノー・プロミセズ」は米ビルボード誌ヨーロッパ・アルバム・チャート初登場1位を獲得したとなっている。
実は,洞爺湖サミットで大統領夫人として来日することになっていた。各国の首脳よりも,カーラ・ブルーニの来日を楽しみにしていた人も多かったようだ。それが,突然の来日中止になった。ドタキャンの理由が「新曲発表のため」と噂が飛び交っていた。ファーストレディーの仕事よりも,歌手活動のほうを優先させたようだ。Timesの記事でも,新アルバムの準備のために来日を取り止めたと伝えている。
そこで,Carla Bruniの公式ホープページにアクセスしてみた。「Quelqu'un m'a dit (ケルカン・マ・ディ)」と「 No Promises (ノー・プロミセズ)」の両アルバムの全曲を無料で聴くことができる。そして,なんとニューアルバム「Comme si de rien n'était 」の数曲までが無料で聴けるから驚きだ。
AFPのニュースでもニューアルバムについて報じていたので,ウィジェットを貼り付けておく。さすがに地元フランスの通信社なので詳しい。ニューアルバムの4番目の「Ma came(わたしのドラッグ)」という曲では、愛を「アフガニスタンのヘロインより強力で、コロンビアのコカインより危険」と表現し、コロンビア政府から公式な抗議を受けたそうな。この曲も,公式サイトで無料で聴ける。
◇参考
・Carla Bruni's new album and the love song for Sarko(Times Online)