現在,Google Publication Adsと呼ばれている雑誌広告プロジェクトを,PC Magazineや Budget Livingなどの雑誌の広告スペースを確保して,試験している段階である。高額の広告料をつぎ込めない中小の広告主をターゲットにして,ページ当たり4〜7個の小枠スペースを用意。雑誌社も,今まで取り込めなかったロングテイル広告を開拓できるのではと,期待を寄せている。100を超える雑誌社が,Googleに問い合わせているようだ。
だが,テストの出足は,必ずしも順調ではないようだ。このプロジェクトに参加した広告主10社と雑誌社2社に,BusinessWeekが聞き取り調査した結果によると,低い評価となっている。費用対効果で満足した広告主は1社だけで,8社は不満を漏らしている。要するに,広告に対する読者の反応が鈍いとのことだ。試行錯誤で進めている段階である。Googleのことだから,様々な改良を加えてくるはず。多くの雑誌社を巻き込んで,プロジェクトを拡大していく予定だ。
◇参考
・Can Google Go Glossy?(BusinessWeek.com)
・Google,雑誌広告市場にも進出