多くの図表が資料には掲載されているが、その中から幾つかを抽出してみた。
●国別人口ランキング(2008年と2050年)

●人口の増減率のランキング(2008年から2050年までの間の増減率)

●代表的な先進国の人口増減率

●先進国と開発途上国の人口推移

●特定国における都市部人口の比率

●米人口の予測

●米国の年齢層別人口比率
世界の約3分の1近い人口を占めるインドと中国の2超大国は,エネルギーや食糧をすごい勢いで消費していくのだろう。また開発途上国では,人口爆発が止まらず都市部への人口集中が加速化し,貧富の格差が拡大していく。先進国の中では,米国やカナダ,英国,フランスの人口が増えていくが,白人の割合が減る一方で移民を含むマイノリティーが急増し,人種間の摩擦が増えそう。一方急激に人口減が進む日本はどうなるのだろうか。これまでのように技術立国として頑張り通せるのか。ロシアも急激な人口減が目立つが,資源大国なのでさほど深刻でないかも。
米国はこれからも予想以上に人口が増えていくようだ。現在の3億500万人から2050年には4億3800万人に膨れ上がるという。高齢化社会へとゆっくりと進むが,労働層(18歳〜64歳)や若年層(18歳未満)の人口(絶対数)は増え続けるので,米国経済は安泰か。
◇参考
・2008 World Population Data Sheet(Population Reference Bureau)