全体が,今風の作りになっている。まず各ニュースにはTags欄を設けた。その記事に関連するキーワードが示される。キーワードをクリックすると,そのキーワードをトピックとしたニュースページに飛ぶ。そうしたトピック対応別の専用ニュースページを36万も用意していることが,Topixの売り物にもなっている。もちろん,トピック対応別に36万種のRSSフィードも備えている。
収集するニュースコンテンツとしては,ニュースサイトに加えて選別ブログ(現在は1万5000ブログ)も対象にした。ニュース価値の高い最新ブログエントリーは,メディアサイトのニュース並に扱っている。アイコンでブログを識別できるようにしている。最新の注目ブログも探しやすい。やはり注目すべきは,コメント欄やフォーラムも備えて,読者参加型であることをアピールしたこと。TopixはこれまでGoogle Newsのようにオリジナルコンテンツが皆無であったが,これから市民が作り出したコンテンツが織り混ざることになる。
参加型アーキテクチャを採用することにより,Topixがコミュニティタイプのニュースサイトに変身していけるのかどうか。興味深いところだ。ちなみに同社は,Gannett, Tribune それに Knight Ridderの大手新聞社グループ3社が主要株主である。
◇参考
・Topix expansion aimed at building communities(SiliconBeat)
・Topix.net Stays On Topic(WebProNews)
・ニュースアグリゲーターの米Topix,1万5000ブログを収集ソースに追加