2008年10月23日

RSSフィードの普及率は約1割止まり,リーダー利用はニッチだが情報流通には必須

 RSSフィードの利用は,米国のインターネットユーザー(大人)の11%しか利用していない。

 これはForrester Researchが実施したRSSフィードのユーザー調査の結果である。Steve Rubelが彼のブログMicro Persuationで報告していくれている。

 Forrester Researchが2,231人の大人のオンラインユーザーを対象にした調査によると,「現在RSSフィードを利用しているか?」の問いに,
11%:Yes
78%:No
12%:I'm not sure

との結果になった。

 RSSリーダーを利用している割合が,ネットユーザーの11%と見てよさそうだ。RSSフィード配信はニッチな市場で終わり,期待したほど普及しなかったのか。

 RSSリーダーで所望のRSSフィードを受けて,日常的にRSSリーダーで情報収集するユーザーは限られているだろう。今回の調査結果の11%はピークで,これ以上普及しないかもしれない。だからといって,RSSフィード配信を無視していると,大きなビジネス機会を失うことになるだろう。

 RSSフィードを配信する目的は,何もRSSリーダーユーザーだけのためではない。大半のユーザーはRSSが何かを知らなくても,RSSフィードの恩恵を受けているのだ。

 ブログやポッドキャスティングはRSSフィード配信が前提だし,SNSでもRSS機能が利用されている。パーソナライズドページやウィジェットもRSSフィードがなければ実現しない。さらに,ソーシャルニュースサイト(ニュースアグリゲーター)とかブログ検索エンジンでも,RSS配信フィードの存在が前提だ。現在のソーシャルメディアのコンテンツ流通は,RSSフィード配信なしでは成り立たない。

 また,日常的にRSSリーダーを使っているユーザーが10%前後と少なくても,その10%のユーザーは情報収集に熱心な人たちで,影響力のあるブロガーなどが多いことに注視すべきである。つまり口コミの発信源となる人たちである。

 だから,ソーシャルメディアで情報(コンテンツ)を広く伝播(流通)させたければ,RSSフィード配信は必須といえる。米国では,新聞社や雑誌社のメディアサイトをはじめ,オンラインサービスサイト,先進企業,政府機関,大学などが,4〜5年前から積極的にRSSフィード配信を始めてきたのは,そのためである。




◇参考
RSS Adoption at 11% and it May Be Peaking, Forrester Says(Micro Persuation)


posted by Kilimanjaro at 11:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
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