NYTimes.comで,ユーザー作成ビデオ広告でひと儲けした人の成功話が紹介されていた。その人の名はJoel Moss Levinson(28才)。彼は失敗を重ねながら多くの職を渡り歩き,大学も中退した人だそうだが,現在は家庭用ビデオカメラで撮った動画広告で数々のコンテストで賞を獲得し,20万ドル以上も稼いだという。
まず作品を。最初はKlondike Video Contest で10万ドルの賞金を得た時の受賞作品。Klondikeのスナックバーの広告用ビデオである。
●Klondike Video Contest $100,000 Winning Video
次は,SundiaのWatermelon Video Awardにエントリーした作品。
●Mr. Watermelon, Party Fruit
次はHonda関連のコンテストにエントリーした作品。
●Honda of Bowie Rocks!
彼の作品一覧(Joel Moss Levinson's YouTube Page)はこちらで。
いずれもドタバタのコメディー風動画である。どうも米国の企業サイトでは,ユーザー参加型プロモーションの一環として,自社製品を取り上げたビデオ広告のコンテストが盛り上がってきているようだ。そのコンテストのエントリー作品を紹介することが,製品プロモーションになるし,優秀作品はテレビコマーシャルに採用したりする(Sundiaの例)。
そして,TV広告の最高峰であるスーパーボウル広告にも,ユーザー作成ビデオが登場するかもしれない。Doritosは次のスーパーボウル(2009年2月3日)の間に UGC(user-generated commercial)を流す予定だ。優秀作品があれば,100万ドルを提供するという。
◇参考
・Finding a Gold Mine in Digital Ditties(NYTimes.com)
・Doritos Puts up $1 Million for Consumer-Created Doritos Commercial that Beats Seasoned...(Reuters)
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