Newspaper Death Watchは,新聞社員のレイオフから新聞の休刊までを伝えるサイトである。トップページの左サイドには,R.I.P.(rest in peace)「安らかに眠れ」と告げられた新聞名が掲載されている。

一方のMagazine Death Poolは,休刊雑誌を伝えるサイトである。昨日のトップページは以下のとおり。Realms of Fantasy誌の休刊が伝えられていた。

昨日(1月28日)はもう1誌,同サイトで「安らかに眠れ」と宣告されていた。その雑誌の表紙,最近どこかで見た覚えがる。それもそのはず,2日前の記事「米大手出版社コンデナスト,デジタル部隊の統合化でネット事業を強化」で,Dominoをコンデナストの発行雑誌の一つとして紹介したばかりである。NYTimes.comでも同誌の休刊を報道していた。NYTの記事によると,Dominoは80万部もの発行部数を誇るのに,広告ページが1年間で26%も減ったため休刊するようだ。

新聞や雑誌の広告ページがこれからも減っていくのは避けられそうもない。ということは,休刊ラッシュで「安らかに眠れ」サイトは賑わうことになる。大不況で帝国データーバンクの倒産情報サービスの利用が増えるのと同じかも。