世界に1億人以上の会員を抱えるFacebookやMySpaceを始め、大手SNSの15サイトを対象に、2008年のダウンタイムを比較している。ネットユーザーのコミュニティーインフラとして定着してきたSNSだけに、そのシステムダウンは生活に与える影響が大きくなっている。最初のグラフはSNSサイトの年間ダウンタイムである。
(ソース:Pingdom)
巨大SNSのFacebookとMySpaceのダウンタイム時間が少ないのが目につく。両巨人が高く評価できるのは、2008年後半のダウンタイムを大幅に減らしたことだ。第4四半期では、ほとんどダウンしていない。会員規模が億人オーダーのシステムだけに、素晴らしい運用結果と言える。
稼働率(アップタイムの割合)が99.9%以上のSNSが5サイトもあった。Facebook (99.92%), MySpace (99.94%), Classmates.com (99.95%), Xanga (99.95%),Imeem (99.95%)である。
最悪は、やはりTwitterであった。だが、月別のダウンタイム時間を見ると、急激に改善されていた。
(ソース:Pingdom)
継続ダウンの時間は次のようになる。ここでも,Facebookは優等生で、長いダウンタイムがない。つまりサービスの休止時間が短い。
(ソース:Pingdom)
全般に、SNSの規模が拡大しているにも関わらず、ダウンタイムの時間が短くなってきている。しかし、LinkdInのように、規模の拡大とともにダウンタイムが増えているSNSも存在する。LinkdInは四半期ごとに増え続けている。2008年に起きたダウンタイムの63%は、下期であった。
◇参考
・Social network downtime in 2008(PDFファイル)(Pingdom)
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