2009年2月24日19時半ころにGmailを使おうとしたのだが反応が鈍い。なかなかアクセスできない。日本のGmailヘルプにアクセスしてみたが、何事も起こっていない様子。自分のパソコンの調子が悪いのかなと思ったりした。20時少し前に,Googleのブログ検索で「Gmail」で検索すると、
・Gmailに繋がらない
・Gmailサーバー障害?
・Gmailダウン中
・Gmail落ちている
など,Gmailダウンを知らせるブログ記事が出てきた。
そこで,英語版のGoogle Blog Searchで「Gmail outage」で検索すると、5000件のブログ記事が検索された。
20時前後には,Gmailにアクセスすると、次のようなサーバーエラーのメッセージが表示されるようになった。

20時頃には,欧州やアジア(日本?)のメディアが次々とGmailダウンを報じていた。BBCとindiatimesの記事画面を以下に示す。

ダウン時間が米国では深夜だったせいか、ブログが最初に騒いでいた。以下はニュースアグリゲーターのTechmemeの画面である。

BBCの第一報は11時12分(GMT)<日本時間の20時12分>だったので、Gmailがまだダウンしていた時間帯である。その頃に、英語版Google Helpにアクセスすると、「多くのユーザーに影響を及ぼす問題がGmailで発生した」ことを伝え、不便をかけたことを謝っている。障害が太平洋時刻1:30am(日本時間18時30分)に発生したとのことだ(日本語版Googleヘルプの最初のページには、そのような報告がかなり後の日本時間23時過ぎになっても掲示されていない)。

Gmailユーザーは世界で1億1300万人も存在する。クラウドコンピューティングの中の1サービスである。BBCの記事によると、2008年中は毎月平均して10-15分くらいGmailのダウンタイムがあったと、Googleが認めている。2008年8月にもGmailがかなり長い時間ダウンしたことがあった。でもダウンの影響を受けた地域が限られていたようだが。今回のように世界規模のダウンが起こるようだと、クラウドコンピューティングに頼りきるのも・・・。
◇参考
・Googleのクラウドコンピューティングは大丈夫なの?(メディア・パブ)