The Hearst Corpの傘下にある日刊紙San Francisco Chronicleが存亡の危機にある。サンフランシスコで最大部数の新聞が消え去るかもしれないのだ。
Hearst が打ち出す経費削減策をもし組合が飲まなければ、同紙を売却するか廃刊することになるという。同紙サイト(SFGate)のトップニュースでも、明らかにされた。
SF Chronicleの発行部数は2008年9月が33万9000部で、全米12番目の日刊紙である。だが読者減と広告収入減が止まらず、2008年は5000万ドル以上の損失を出しており、今年はそれ以上の損失になるという。2001年から赤字を垂れ流し続けていたようだ。早急な経費削減が実現しなければ、売却か廃刊となる。その時に奇特な慈善家でも現れなければ、1865年創刊の老舗新聞が消えてしまう。
◇参考
・Hearst wants 'significant' cuts at Chronicle(SFGate)
・Hearst Threatens to End San Francisco Paper(NYTimes.com)
・米新聞紙,発行部数が4.7%減で底なしへ(メディア・パブ)
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