米デンバーの老舗紙“Rocky Mountain News” も今日(2009年2月27日)の発行をもって、廃刊する。
同紙は1859年4月23日に創刊しているので、あと2か月で記念すべき150周年を祝えるはずだったのに、ついに息絶えることになった。同紙オーナー会社E.W. Scripps Co.のCEOが編集スタッフに明日(27日)の最終発行をもって廃刊することを伝えているが、上の写真からもスタッフの無念さが・・・・・。
同紙は、昨年3月末のABC調査(ソース:BurrellesLuce.com/“Audit Bureau of Circulations figures for six-month period ending 3/31/08”)によると、発行部数が22万5000部で全米35位の日刊紙であった。ピュリツァー賞を2000年以降、同紙は4回も受賞している。最近では2006年にFeature Writingと Feature Photographyでダブル受賞している。このように優秀な編集スタッフを抱えているが、新聞紙の編集スタッフ約200人は4月末まで給与を貰えるものの、それ以降は失業者となる。
このような悲劇が、全米各地で見られることになるのだろうか。
◇参考
・Rocky Mountain News to close after 150 years(AP)
・R.I.P. Rocky Mountain News(Newspaper Death Watch)
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