
New York Times(NYT)が国際版サイトを立ち上げた。WSJ(Wall Street Journal)も今年に入って国際版サイト(こちらで紹介)を拡充させており、NYTとWSJとの戦いが国際市場でも火花を散らすことになる。
NYTは同社の傘下にあるInternational Herald Tribune(IHT)と組んで、今春から国際版を開設することを明らかにしていたが、いよいよ昨日から開始した。従来のITH.comを拡大させてNYTのGlobal Editionとしたようだが、URLはhttp://global.nytimes.com/となっている。一方でロゴはInternational Herald Tribuneとしている。

従来のNYTimes.com(http://www.nytimes.com)は、以下のようにU.S. Editionとなるが、こちらが事実上のトップページであろう。

米国の有力新聞社は、英語紙(サイト)のメリットを生かして、国際市場に活路を求め始めている。パリを拠点にした高級な国際英字新聞IHTと組んで、NYTも国際市場に攻勢をかけることになった。たとえば、有望なアジア市場に向けて、以下のようなAsia PacificのセグメントページをGlobal Editionで用意した。

またスポーツページも、Global Editionを用意した。U.S. Edition
では米国で人気の高いバスケットボールや野球などの記事が多くなるが、Global Editionではサッカーの記事が中心となっている。

◇参考
・WSJが国際市場で攻勢,インド版サイトを立ち上げ(メディア・パブ)
・Murdoch’s WSJ cranks up war with NYT(Crain Communications)追記:
記事を書き始めたころは、国際(Global)版のロゴが以下のようにNew York Timesとなっていたが、途中からInternational Herald Tribuneに変わった。
