
(ソース:Silicon Alley Insider)
Googleの四半期売上高の成長率(前年同期比)をプロットしたグラフである。2006年第3四半期から2008年第4四半期までの実績値を見ると、成長率が急激に鈍化しているのがわかる。ちょっと前まで、50%程度くらいの成長が当たり前であったが、最近では20%を切っている。Googleも普通の成長企業に近づいてきたのかも。
景気減速に伴ってさすがのGoogleの業績も悪化しており、200人の人員削減を最近発表したばかり。またYouTubeの赤字も膨れ上がろうとしている。ということで、2009年に入ってもグラフのように、売上成長率の鈍化が止まらないのかもしれない。
だがグラフでは、09年四半期から成長率が上昇に転じると予測している。これからも、インターネット産業のけん引役を演じて欲しいと願望しているのかもしれない。そろそろGoogleに代わる新しいけん引役が現れていい時期なのだが。その候補とすればFacebookあたりか。いくつかの推測記事では、Facebookの2009年売上高は前年比70%増の5億ドルと予測している。でも、高成長が期待できる収益モデルを確立したとは思えないので、Googleに取って代わるのはまだまだ時期尚早だろう。
◇参考
・Chart Of The Day: Google Grinds To A Halt (GOOG)(Silicon Alley Insider)
・Facebook Revenue Growing Faster Than Expected(MediaPost)
・Facebook's Finances(Silicon Alley Insider)
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