そこで目に留まったのが、豚インフルエンザ患者の発生マップ。niman(Biomedical Research、Pittsburgh)がGoogle Mapを使って作成したマップである。

26日の夕方前ころまでは、まだメキシコと米国の北米に限った話であったのだが。
上の地図を地球全体に広げると、ニュージランドとフランスにも感染が飛び火しているではないか。いずれもメキシコ帰りの人たちが感染したと疑われているようだ。しばらくして、日本のテレビでもニュージランドの学生が感染したとのニュースを伝えていたし、フランスの感染のニュースも流れた。

これは公式のマップではないが、作成者はバイオ関係の専門家みたい。4月21日から作成しているが、感染の恐れのある人は3月末からカリフォルニア州で現れていたようだ(その人たちもマッピングされている)。
このようにTwitterに介して、いち早くニュースを入手できるかもしれないが、Swine flu: Twitter's power to misinformとあるように、誤った情報もかなり伝播しているみたい。
また突発的な大事件が発生しても、最近では即座に情報収集ページが登場するので有難い。26日の朝にチェックしたところ、Wikipediaの“Swine influenza”と、国内ではヤフーニュースのトピックス“豚インフルエンザ”が立ち上がっていた。さすがである。先週からトピックスを始めたasahi.com(アサヒ・コム)は26日朝には間に合わなかったようだが、夕方にチェックした時は、“豚インフルエンザ”のトピックスが生まれていた。毎日新聞やMSN産経ニュースの関連記事の見出しが掲載されており、元記事へのリンクが張られていた。ただし、厚生労働省やWHOへのリンクが夕方にはまだ張られていなかったのが残念。
追記(4月27日7時半):
感染の疑いのある人の発生地域がさらに拡大しているみたい
