収集対象となる新聞や雑誌は, The Guardian, El Pais, Le Monde, The Financial Times, The Economist, Corriere della Sera, Frankfurter Allgemeine Zeitung, the New York Timesなど,有力な250タイトルである。それらのメディアの記事を毎日モニターして,ヨーロッパ関連の記事を翻訳掲載する。最初は,英語,チェコ語,オランダ語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,ポーランド語,ポルトガル語,ルーマニア語,スペイン語の10ヶ国別のサイトを立ち上げる。5年以内には,EUの公式語である23ヶ国語全てをカバーしていく。
ニュースルームは,専任のジャーナリストが10人と,フリーランサーのネットワークからなる。毎年,300万ユーロの European Commission fundsを使うが,編集の独立性は確保するという。立ち上げには, Courrier Internationalを中心にInternazionale in Italy, Forum Polityka in Poland ,それに Courrier Internacional in Portugalが携わった。
10ヶ国語10サイト合計の月間ビジター数が,2010年末までに150万人に達するのを目標にしている。おそらくお堅い記事が並ぶので,これくらいの目標値となるのか
すでに10ヶ国別に10サイトが立ち上がっている。以下に英語版,フランス語版,ドイツ語版,スペイン語版の各トップページ(一部)を示しておく。
●英語版

●フランス語版

●ドイツ語版

●スペイン語版

◇参考
・New portal to translate EU dailies into 10 languages(euobserver.com)
・Europe's top dailies in 10 languages online(AFP)