以下は,今日(12日の)昼頃の英語版Google Newsページである。トップ3本のニュースにはそれぞれWikipediaへのリンクが,2本のニュースにはYouTubeロゴが記されていた。(WがWikipedia,YがYouTube)。
例として,3番目の「イラン大統領選挙」に関するニュース記事を見てみよう。BBCやWashingtonPost,WSJ,NYT,CNNなど3022本の記事へのリンクが張られている。さらに,そのニュースに関連するWikipedia 記事の閲覧や,そのニュースの動画を視聴できるようになっている。
リンク先のWikipedia 記事は,Iranian presidential election, 2009と題するトピックス記事である。イラン大統領選挙の最新動向の他に,過去の歴史情報なども得れる。「イラン大統領選挙」ニュースの背景がすぐに得られるわけだ。
またYouTubeロゴをクリックすると,「イラン大統領選挙」の動画ニュースがGoogle Newsページ上に現れて,以下のようにすぐに視聴できる。この例では,Bloombergの動画ニュースであった。
Google Newsでは,先月からYouTubeの動画ニュースを視聴できるようにしており,徐々にYouTubeロゴの数が増えてきている。さらに数日前に,Wikipediaのトピックス記事へのリンク張りを試していた。すぐにそのリンクを引っ込めていたのだが,今日からWikipediaへのリンク張りを再開したようだ。
Google News+YouTube(動画ニュース)+Wikipedia (トピックス記事)の組み合わせは,Google Newsをより強力なニュースサイトに変えていきそう。
◇参考
・Google News experimenting with links to Wikipedia on its homepage (NiemanJournalismLab)
・Google News,マスメディアの動画ニュースがポップアップする(メディア・パブ)