デルの公式ブログによると,同社はTwitterを活用して,デル・アウトレットを200万ドル以上も売りさばき,さらに新製品の販売にも成功したという。デル・アウトレットは,クーリングオフ期間中の開封済みの返品製品であるが,工場にて完全な動作検証を確認した“新装整備品”として売り出されている。
同社は,デル・アウトレットに関する情報をリアルタイムに届けるために,Twitter(@DellOutlet)を2007年から利用している。Twitterによるバーゲン案内などを見たユーザーがDell.com/outletサイトにアクセスし,多くの人がアウトレット製品や新製品を購入したというのだ。そのTwitterのお陰で,これまで300万ドルの売上を達したと,公式ブログで語っている。以下は@DellOutletページである。

Twitterの第1ブーム の2007年から,マーケッティングツールとしてTwitterを試したのは,さすがにデルである。アウトレット製品はディスカウントで売り出されるが,いつ売り出すかが前もって決められない場合が多い。返品の在庫が溜まると,メーカーとしては早く売りさばきたい。一方,バーゲン製品を漁っているユーザーは,とっておきのアウトレット製品情報をいち早く知りたい。まさに,リアルタイムの情報提供手段として,Twitterはピッタリなのかも。
“Twerrific News―New Dell Deals Exclusive to Twitter”と言っているように,とっておきの新鮮情報をTwitterで提供するとなれば,そのTwitterアカウントにフォローする人が,以下のグラフのように急増するのもうなずける。現在(日本時間13日21時30分)のフォロワー数が63万3219人である。企業の販促用のTwitterアカウントとしては,驚異的なユーザー数を抱えている。

追記訂正:
単位を間違って投稿していました。
◇参考
・@DellOutlet Surpasses $2 Million on Twitter(Dell.com>Community>Blogs>Direct2Dell)
・Social Media ROI: Dell's $3m on Twitter and Four Better Examples(ReadWriteWeb)