Strategy Analyticsの予測によると, 世界のソーシャル仮想空間市場は,2009年から2015年の間で何と23%という驚異的なCAGR(年平均成長率)で伸び続けるという。現実空間は大不況というのに,なんとも威勢の良い将来予告ではないか。アクティブユーザー数も2015年まで年率38%で急増するとか。現実の世界が面白くないので,仮想世界に逃避する人が増えるということか。オンラインゲームについていけない私はどうすればいいやら・・・。以下は,仮想空間住民(登録者数)の世代別分布である。

この仮想空間市場の主な収入源は次の三つとなる。
・Microtransactions
・Subscriptions
・Advertising/sponsorships.
この中で,売上の大半は,バーチャルアイテム販売などのマイクロトランザクション(Microtransactions)が占める。マイクロトランザクションの市場規模は,2008年で10億ドル規模であるが,2015年には173億ドルに膨れ上がる。仮想空間売上の86%はマイクロトランザクションが占めることになるという。
ちなみに,この仮想空間市場を最も早く立ち上げたのが韓国である。3年前の2006年に,すでにマイクロトランザクションの年間売上が5億ドルに達していたという(Pearl Research’s 'Games Marketより)。
◇参考
・Virtual Worlds Forecast to Grow at 23% Through 2015(Strategy Analytics)
・Exclusive: How Microtransactions Rule Korea(Think Services)
・Download Microtransactions 2.0: Powering the Virtual Goods Economy(PLAYSPAN)