以下のcomScoreの発表データによると,Bingが公開されてから3週目を迎えた今も,利用者も利用頻度も増え続けている。

公開後最初のWork Week(09年5月25日〜29日)におけるSearcher Penetration( Avg. Daily)が13.7%であったのが,先週(6月8日〜12日)は3%アップの16.7%に増加した。またShare of Search Result Pagesも同じ期間で同じく3%もアップしている。
公開直後は,ともかく試してみようとする人が多く訪れるはず。でも3週目を迎えても増え続けるとは,本物になるかもしれない。将来,Googleの対抗馬になるのではとの期待を抱かせる。
増加傾向が持続しているかどうかについては,Search Engine Landの編集長Danny Sullivanが,ブログで疑問の余地があると伝えている。以下は,CompeteがSullivanに送った同社の“Search Engine Users Share,”表である(複数のサーチエンジンを利用している人がいるので,トータルのパーセンテージは100%を超えている)。

Competeのデータでは,Bingのシェアは増えはしていないが,ほぼ横ばいを維持している。Google Trendsで調べてみても,ほぼ同じ傾向を見せている。

横ばいと言っても,初期の人気を維持しているのだから,順調な滑り出しと言えそうだ。ただし,MSは1億ドル近い巨額を投じてBingの大キャンペーンを張っており,それがBingシェアをかなり底上げしてことも念頭に入れておくべきであろう。
◇参考
・Bing Continues to Show Growth in Search Activity, According to comScore(comScore)
・Bing: comScore sees Gains; Compete Sees Same Old, Same Old(Search Engine Land)