米SpringfieldでWine Libraryを運営しているGary Vaynerchuk氏(33歳)は,Twitterを駆使してワインの売上を急激に伸ばしている。ロシア移民の父から譲り受けたワインショップを,オンライン販売に切り替えていたのだが,Twitterが登場した2007年にすぐに飛びつき,ワイン販売に大きな弾みをつけたのだ。以下は,彼のTwitterアカウント(@gareveeの画面である。

Gary Vaynerchuk氏のTwitterへの入れ込みようは生半可じゃない。彼がTwitterに初めて接した時すぐに,Twitterがすごいマーケティング破壊力を備えていることを直感したという。それ以降.Twitterを中核にしたオンライン販促に励む。毎日,多くの時間をTwitterのために費やする。
彼のファンともいえるTwitterのフォロワー数が,今では何と55万人以上にも。投稿数も5800件を超えるすごさだ。彼のTwitterとペアになるwine library tvの動画も素晴らしい。人気ビデオブログとして有名になっている。Vaynerchuk氏自身が登場する動画であるが,これまで692本も撮ってきた。
Twitterの販促破壊力ははっきりと結果に現れているという。新規顧客の獲得コストが,以前のDMや屋外看板に比べ圧倒的に安くついているようだ。今や彼はTwitterのお陰で,米国一の独立系ワイン営業マンにのし上がったとNew Jersey Business Newsは伝えている。
そのNew Jersey Business Newsが紹介しているビデオを以下に貼っておく。彼のソーシャルメディア活用のマーケティングの凄さを納得できるだろう。
Gary Vaynerchuk uses social media to help grow his business |
ここで,彼のTwitterとビデオブログの最新事例を紹介する。父の日に合わせて,スペシャルビデオが投稿されたことをTwitterで以下のように伝えた。

知らせを受けた多くのファンは,その動画にアクセスすることになる。実際の動画は,こちら(A Fathers Day Wine Tasting – Episode #692)でどうぞ。彼の父が特別出演しているビデオだが,親子のやり取りが実に楽しげである。うまそうなチーズとパンに加えて,お薦めのワインが面白く紹介される。こういうビデオを見せられると,おもわずオンライン購入したくなる。動画の上に置かれたTwitterボタンやFacebookボタンを押せば,そのビデオをネタにワイン談義を咲かせることもできるのだろう。

また好奇心旺盛な彼は,日本酒についてのビデオもアップしている。そのビデオは,こちら(Sake Tasting on Wine Library TV – Episode #355)で。
この成功事例は確かにすごい。でも彼のような芸達者でないとできない芸当かも・・・。
◇参考
・Companies take time to Twitter(New Jersey Business News)
・Twitterの成功事例,デルがTwitterを使って300万ドル売り上げる(メディア・パブ)