2009年06月25日

米国トップ企業のCEOもソーシャルメディアを避けている

  「日本のエスタブリッシュメントはネットが嫌い」と嘆いている人も多いようだが,「米国のトップ企業のCEOはソーシャルメディアを避けている」と同じような嘆き節が米国からも聞こえてきた。

 UberCEOは米企業トップ100のCEO(Fortune's 2009 list of the top 100 CEOs)がソーシャルメディアにどの程度接しているかを調査した。トップ100のCEOが,Facebook, Twitter, LinkedIn, Wikipediaをどれくらい利用ているか,またブログを持っているかを調べた。


 100人のトップCEOを対象にした結果は次の通り。

・Twitterアカウントを持っているCEOは2人。
・LinkedInプロファイルを持っているCEOは13人。
・81%のCEOは個人のFacebookページを持っていない。
・4分の3のCEOはWikipedia を使ったことがあるが,そのうちの3分の1は時代遅れの情報に限られている。
・誰もブログを持っていない。

 UberCEOはこの結果に驚き,嘆いているのだ。ソーシャルメディアを回避している理由として,CEOがソーシャルメディアに対して,
・恐れていて(Fear),
・知識がなくて(Lack of knowledge),
・時間が拘束される(Time constraints)
と見ていると分析している。

 でも,それほど嘆く結果なのかな。制約の多い大企業CEOが公的立場でソーシャルメディアに参加するのは大変である。それにもかかわらず,トップCEOの13人がLinkedInプロファイルを持っていたり,19人がFacerbookの個人ページを持っている。DellやCiscoなどの技術系企業のCEOが多いようだが,嘆くほどの結果とも思えないのだが。一方で日本の大手企業CEOがSNSを利用して姿はなかなか想像できない。せいぜいネット関連のベンチャー企業の社長くらいか。

 日本のエスタブリッシュメント層も米国のトップCEOも,ニュースサイトを見たり,アマゾンで書籍を買ったり,時にはYouTubeでビデオを視聴したりと,ネットに馴染んできている人も多いだろう。ネットを理解していると思い込んでいる人も少なくない。でも,ソーシャルメディアに能動的に参加することは別の次元の世界に入り込もことで、大きな壁が立ちはだかっているということか。


 以下,嘆き節をまとめたプレゼン資料を二つ,貼っておく。







◇参考
It's Official: Fortune 100 CEOs are Social Media Slackers(UberCEO)
posted by Kilimanjaro at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web2.0 SNS CGM
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