2009年06月26日

世界広告市場の底打ちはまだ先,今年の広告費は前年比5.5%減と下方修正

 今年の世界の広告費は,前年よりも5.5%減の4179億ドルに落ち込む。これはWPPの予測だが,3月に発表した4.4%減を早くも下方修正することになった。

 同社は2010年の広告費が前年比1.4%減の4110億ドルと予測し,2010年にようやく底打ちし,ゆるやかに回復に向かうと見ているのだ。これは70か国を対象に調査した結果である。

 世界の広告市場の回復をリードするのは,Brazil, Russia, India and China のいわゆるBRICである。中国は景気刺激策が功を奏して順調に回復しており,ロシアも原油価格が70ドルに留まれば一気に回復するという。インドネシアも急速に回復する。

 一方,米,英,カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,日本のG7国の回復は遅れると予測されている。米国は今年だけではなくて来年もさらに落ち込むと見られており,底打ちは2011年以降に先送りされる。広告市場は実態経済よりも遅れて回復するので,先進国の実態経済がまだまだ厳しい段階では,仕方がないのかも。

◇参考
Global ad spend revised down again: WPP study(Reuters)

posted by Kilimanjaro at 14:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
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