同社は定期的に,世界の仮想空間サービスを対象に,年齢別の登録者数を調べており,Universe Chartを公開している。(ただし日本の仮想空間サービスが抜けているように思えるのだが)。各サービスの登録者全員が,そのサービスの平均年齢と同じとして表示している。たとえば,Second Lifeは登録者会員数が1900万人で平均年齢が33歳であるが,Chartでは1900万人全員が同じ33歳としている。そのUniverse Chartの中から,年齢層が10ー15歳グループを抜き出した図を以下に示す。
(ソース:KZero)
各仮想世界サービスの全会員が同じ平均年齢とした場合の,年齢別登録者数分布は次のようになる。
これからも明らかなように,仮想空間サービスのユーザー層は若年,それも14歳以下の子供が中心となっている。日本でも比較的有名な,HabboとかClub Penguinも10代前半がメーンターゲットのようだ。平均年齢が25歳以上の仮想空間サービスとして目立つのはSecond Life(33歳)とUtherverse(32歳)くらいである。
年齢グループ別にグラフ表示すれば次のようになる。
*仮想空間登録者数:2009年第2四半期(単位:100万)
(ソース:KZero)
こうした仮想空間サービスについていけないのだが,こうした機会にでも仮想空間なるサービスをちょこっと覗いておこう。ここでは,最近,急速に会員を増やしている,NicktropolisとStardoll にアクセスしてみた。トップページのスクリーンショットを掲げておく。NicktropolisはViacom傘下のサイトで会員数が860万人。平均年齢は12歳。子供向けのアバタ,チャット,ゲームなどのサービスを提供している。Stardollは会員数が3400万人で平均年齢が15歳のサイトで,着せ替え人形のネット版といったところか。
◇参考
・579m Virtual World Registered Accounts(K Zero)
・Virtual Worlds Popularity Spikes(Virtual World News)
・Nielsen: Kids' online time leaps dramatically(Cnet News)
・Virtual Goods Make Up 85% Of Habbo Revenue, Ads And New Products To Grow(Virtual World News)