米国の新聞記者はオンラインの世界で働くことを熱望しており,またニュースルームがもっと速度を上げて紙からデジタルにシフトすることを望んでいる。
これは,Northwestern UniversityのMedia Management Centerが,79紙のジャーナリスト3800人を対象に調査した結果である。詳しくは,レポート “Life beyond print”(66ページのPDFファイル)で。
もっと紙にこだわる記者が多いと思ったのだが,大半がデジタル記者として働きたいと答えていた。そこで回答者の半分は,現在ニュースルームが進めているオンライン(デジタル)シフトが遅すぎると見ている。一方で昔の佳き新聞に固執する守旧派は回答者の20%近くと,かなり少数派になっている。
米国の新聞社では,経営者レベルは別にして,現場レベルでは記者業を続けるにはオンライン記者として働くほかないと覚悟ができており,それならばニュースルームのオンラインシフトを加速化してほしいとのことか。
◇参考
Life beyond print, Newspaper journalists' digital appetite(Media Management Center)