washingtonpost.comの記事をDel.icio.usのソーシャル・ブックマークに簡単に登録できるサービスである。具体例で見ていく。
たとえば,washingtonpost.com2月26日付けニュースで,“30 Million Blogs And Counting . . .”という見出しの記事に飛んでみる。記事の右端(下側)に,SAVE&SHAREの囲み枠が現れている。ここが,Del.icio.usサービスへの窓口となる。(以下のスナップショットを参照。クリックで拡大)
上の“Tag This Article”をクリックすると,del.icio.usの入力フォームが開く(Del.icio.usユーザーが前提)。その入力フォームには,url,記事見出しやnotes(指定した場合のみ)が自動的に入力されている。ユーザーは必要に応じてタグ付けするだけでよい。以下が入力フォームの例。
washingtonpost.comは昨年,検索エンジンをGoogleからYahooに乗り換えていた。そしてDel.icio.usは昨年末にYahooに買収されたばかり。washingtonpost.comがDel.icio.usと手を組むのは当然の流れかも。とすると,Yahooの検索エンジンを採用しているCNNなどのメディアサイトも,Del.icio.usと提携するかもしれない。
washingtonpost.comはまたTechnoratiと提携して,記事と引用ブログを併読できるサービスを,昨秋から提供している。washingtonpost.comはこの1年間で,Yahoo(検索),Technorati,それにDel.icio.usと提携したことになる。トップダウン的なメディアサイトとボトムアップ的なコンテンツアグリゲーターとの連携は,washingtonpost.comが先例になって,盛んになりそうだ。
◇参考
・WashingtonPostとTechnoratiの連係プレー,このままでは危ない落とし穴が(メディア・パブ)
・WashingtonPostもTechnoratiと提携,引用ブログが閲覧可能に(メディア・パブ)
・Yahooがdel.icio.usを買収,Web2.0体制固める(メディア・パブ)
・GoogleからYahooに乗り換え,米WashingtonPost紙のサイト(メディア・パブ)