このYouTubeフィーバーは,米国だけではない。米国のサイトなのに,日本でも若年層を中心に,爆発的な人気を集めている。Googleの日本語検索でも,“youtube”で検索すると37万5000件も出てくる。ブログが多い。
このブログでも昨年夏頃から,YouTubeを4回ほど取り上げた。どのエントリーも,通常の数倍近いアクセスが殺到した。このブログには珍しく,多くのリンクが張られた。リンク元のブログを追ってみたが,いつもとガラッと違って,ほとんどが20歳前後のブロガーである。
日本からの利用が多いことは,YouTubeのサイトを覗けばわかる。日本のTV番組やコマーシャルなどがチラホラと。NHKの番組もあった。“shizuka arakawa”で検索すると,以下のように15本ものビデオが出てきた。ほとんどがオリンピックのTV録画ビデオである。検索トップのビデオ(5分26秒,39Mバイト)だけでも8万回近く視聴されている。
もう無法地帯に近い。怪しいビデオもある。ほとんどの投稿ビデオがフィルタリングなしで掲載されているようだ。この危なかしさが,さらに人気を煽っているのかもしれない。状況は,数年前のNapsterと似てきた。1週間前のエントリー「YouTubeにも危機が,TV番組の無断掲載でNBCから抗議を」で触れたように,ついに米国のTV局もこの状況を放置できなくなってきた。無断投稿のNBCビデオ500本を削除するよう,NBCがYouTubeに要求したのだ。
早速,YouTubeが動き出した。日本のブロガーにも動画削除のメールが届いている。YouTubeからのメール本文は,Nyao’s Funtime!! 「YouTubeに動画削除されちゃったよ」で。日々是妄想「YouTube危うし!」のブログでも紹介されているように,このままではYouTubeは危うい。
*YouTube
・Google(all languages):4,280,000
・Google(日本語):375,000
・Technorati(all languages):20,055
・Technorati(日本語):3,863
*MySpace
・Google(all languages):20,5000,000
・Google(日本語):457,000
・Technorati(all languages):443,476
・Technorati(日本語):3,850
*"Google Video"
・Google(all languages):3,010,000
・Google(日本語):165,000
・Technorati(all languages):33,311
・Technorati(日本語):3,118