オンラインユーザーの若い成人(18〜29歳)のうち24%の人が,2007年12月にはブログを利用していたが,2年後の2009年には15%に減った。若年層でブログ離れが急速に進んでいる。だが,30歳以上の成人では逆にブログの利用が進んでおり,07年の7%から09年の11%へと増えてきた。

SNSの利用は,全年齢層にわたってますます盛んになっている。特に若年層に幅広く浸透している。10代のネットユーザーのSNS利用者の割合は,06年の55%から08年の65%,さらに09年には73%と跳ね上がっている。若い成人層(18〜29歳)でみると,ネットユーザーの72%もがSNSを利用している。30歳以上の成人層でも,SNS利用者は40%を超えてきている。
SNS利用の特徴としては,複数のプロフィールを持つSNSユーザーが増えてきたことだ。オンタイム用とかオフタイム用とか趣味別で使い分けているのだろう。次のグラフは,SNS用プロフィールを持っているユーザーが,どの主要なSNS(Facebook,Myspace,LikdIn)を使っているかの調査結果である(09年9月調査データより)。若い成人層では,FacebookとMySpaceの両方に加入しているユーザーが圧倒的に多い。だが,30歳以上の成人ユーザーでは,MySpaceの割合がぐんと減っている。一方,Facebookの割合が高い。つまり,すべての年齢層で,Facebook利用が浸透しているのだ。

Twitterのようなリアルタイム更新サービスを利用している割合は次のグラフのようになる。そろそろ頭打ちなのか,それとも再び普及に弾みがつくのか。

インターネット先進国の米国では,もうインターネット利用率はもう伸びないと思ったのだが,モバイルの更なる普及に伴い,若年層を中心にインターネット利用者は以下のグラフのように増え続けている。

この調査のフルレポートは,こちらで(もちろん無料)。
◇参考
Social Media & Mobile Internet Use Among Teens and Young Adults(PEWResearchCenter)