YouTubeは、サイトにアップロードするすべての英語動画を対象に、自動的に字幕表示できるキャプション機能を加えていきたいと発表した。これは難聴者に朗報である。また騒音の中で動画を視聴する場合とか、英語のヒアリングが苦手な人にとってもありがたい。
音声分析(音声認識)してテキストを自動的に変換する技術は必ずしも完璧ではない。特に音声がクリアでない場合、動画のオーナーは必要に応じてダウンロードして修正しなければならないかもしれない。技術は日々改良しているという。また50ヶ国語に翻訳できるようにしていきたいようだ。
自動キャプション機能は昨年から手掛けていたが、これから本格的に多くのチャンネルで自動キャプション機能を備えていく。
最近の事例を,以下に貼り付けておく。チリ地震についてのオバマ大統領のスピーチビデオである。右下のCCアイコンにカーソルを合わせて、字幕表示を指示したり、翻訳を指示できる。ここではアイスランド語に翻訳させることができる。
◇参考
・The Future Will Be Captioned: Improving Accessibility on YouTube(Official YouTube Blog)
・スタートガイド: キャプションの追加/編集(YouTubeヘルプ)
・YouTube adds video captions(Telegraph.co.uk)