この「メディア・パブ」でも、半年前まではTwitter経由のアクセスが少なかったのが、最近では目に見えて増えてきた。以下のように各記事の左上に、その記事についてのtweet(つぶやき)件数と、はてなブックマークでのブックマーク件数を載せている。ツイッターのつぶやき件数が増える一方なのに、はてなのブックマーク件数が減っており、その差が開く傾向にある。リアルタイム性の点でも、明らかにTwitterのほうが早い(件数表示位置をクリックすると、つぶやき内容や一口コメントを見ることができる)。

tweets数が増えるに伴い、Twitter.comなど経由のアクセスも増えるし、またリアルタイム対応が進むGoogle検索からのアクセスも増えている。
このようなブログですらこうだから、メジャーなニュースサイトやメディアサイトでも、変動が起こっているはず。米Hitwiseが最近興味深い調査データを公表し始めている。
米国の主要なニュースサイトやメディアサイトに飛来してくる総アクセスを先週調べた結果によると、Twitter.comからは全体の0.14%とごくわずかであった(Twitter関連トラフィックはTwitter.com以外からも多いので、実際はもっと比率は高いはず)。ちなみに、Facebookからは3.64%、Google Newsからが1.27%となっている。
では、Twitter.comからのトラフィックがどこに向かっているのだろうか。カテゴリー別に比較したのが、次の表である。SNSやエンターテイメント・サイト(主に写真共有サイトや動画共有サイト)が、それぞれ全体の約30%と高いのが目立つ。ニュース/メディアサイトは全体のダウンストリームトラフィックの5%未満となっている。

次に、Twitter.comからニュース/メディアサイトに向かったトラフィックが、どのWebサイトにどれくらい飛んだかを示している。なんと、Twitter.comからのアクセスが新興のニュースサイトHuffington Postがトップで、CNNやNYTそれにGoogle NewsやYahoo Newsよりも多いのだ。おったまげた結果である。

◇参考
・Twitter and News and Media Websites(Hitwise)
・フェースブックがグーグルニュースを追い抜く、メディアサイトへのトラフィックでも(メディア・パブ)