2005年5月に民主党系の政治ブログとしてスタートしたHuffington Post(HuffPost)は、トップクラスの新聞サイトと競い合う人気ニュースサイトにのし上がってきた。同サイトの発表によると、Google Analyticsで測ったところ月間ユニークビジター数が4000万人に達したという。外部の ComScoreによると、今年1月のユニークビジター数が 2650万人となっている。いずれにしろ、米国のトップクラスの新聞サイトを追い抜く勢いだ。この1年間でHuffPostのトラフィックが2倍以上に増えたとも言われている。
HuffPostが最近、特に注力してきたのが、カテゴリー別のバーティカルサイトである。政治系以外の分野、たとえばテクノロジーやスポーツなどのカテゴリーページを新設したり、 Chicagoを皮切りにDenver, Los Angeles それにNew Yorkのローカル分野を拡充してきた。既存のカテゴリーページも充実してきており、たとえば Comedy分野のトラフィックは半年間で58%も急増した。
さらにこのたび、こうしたバーティカルサイトを一斉に強化する手が打たれることになった。次の19カテゴリー別に、これまでの通常編集版のページに加えて、ツイッター編集版を設けることになったのだ。
POLITICS、MEDIA、ENTERTAINMENT、SPORTS、COMEDY、
BUSINESS、LIVING、STYLE、GREEN、TECH、
WORLD、COLLEGE、IMPACT、BOOKS、RELIGION
N.Y.、L.A.、CHICAGO、DENVER
たとえば、POLITICS分野のニュースページでは、以下のように通常編集版(www.huffingtonpost.com/politics/)に加えて、ツイッター編集版(www.huffingtonpost.com/politics/twitter)が設けられている。
各カテゴリーのツイッター編集版では、そのカテゴリーで選別されたキーパーソンのつぶやきが時系列で表示されている。ここで肝は、HuffPostの編集担当者がどのような人を選りすぐっているかであろう。ツイッター編集版の例として、メディア分野のページを見てみよう。 メディア分野の場合は、メディア業界のパーソナリティーとウォッチャーを選んでいた。パーソナリティー(@huffingtonpost/media-personalities)では、Martha Stewart氏やCNNのLarry King氏 など80人を選んでいた (フォローしている80人のメンバーリスト)。ウォッチャー(@huffmedia/media-watchers)には、Newserの設立者のMichael Wolff氏など44人が選ばれていた(フォローしている(44人のメンバー)。有名なキーパーソンということだけではなくて、つぶやきの質は高いし、つぶやく回数も多い。
これは、ツイッターの「リスト」に相当するわけだが、リストに加えるメンバーの選別とメンテが鍵となる。ビジネス分野では、インサイダーとアナリストのリストが作られており、リストに選ばれキーパーソンのつぶやきを見ることができる。
HuffPostの看板は、共同設立者であり編集長でもあるArianna Huffington女史である(設立の経緯はこちらで)。HuffPostの投稿記事の本数も、彼女が一番多いはずである。今回のツイッター編集版も、彼女自身が記事で解説している。また外部のメディアでの露出も以下のように増える一方である。
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◇参考
・Tweet, Tweet: Announcing HuffPost's Twitter Editions(HuffingtonPost)
・Huffington Post Still Growing Like a Weed(MediaMemo)


