これら3ブログは月間ユニークビジター数で競っており、2009年5月当時ではそれぞれのビジター数が185万〜190万人と伯仲していた。ところがCompeteのグラフによると、以下のように月間ユニークビジター数で、大きく差が開いてきている。Technoratiのブログランキングでも、Competeと同じように、Mashableが3ブログの中でトップとなり、その後をTechCrunchが追い、それから少し離れてBoingBoingが続いている。
この1年間でユニークビジター数に差が生じてきたのは、ツイッターやフェースブックとの連携の深さの違いによるとの声があったので、調べてみた。
Mashableのツイッターアカウント@mashableは、ブログとのセットで人気が高い。フォロワー数も200万人を超え、ブログの月間ビジター数に匹敵する。MashableのCEOであるPete Cashmore氏の個人ツイッターとなっているが、ツイート数が2万5000本を超える。内容もネット関連ニュースの紹介が中心で、ノイズ的なツイートがほとんどない。フェースブックのファン数は20万人強である。
TechCrunchのツイッターアカウント@TechCrunchは、フォロワー数が139万人とMashableより少なく、またツイートの内容がブログTechCrunchの記事見出しの紹介が多く、あまり力が入っていない印象。そのため個人的には有難味が今ひとつ。フェースブックのファン数は約5万5000人。
この二つに比べ、老舗ブログBoingBoingのツイッターアカウント@BoingBoingは影が薄い。ツイート数が2万本を超えているのに、フォロワー数が5万5000人に達していない。フェースブックのファンページを設けていないし、ブログ記事にもretweetボタンを置いていない。どうも、ソーシャルメディアを重要視していないようだ。ブログ界の先頭を走っていたBoingBoingも、新しい波にはついていけてないのか。
◇参考
・The Twitter Effect: Mashable vs TechCrunch vs BoingBoing(twittercism)