Googleは,インターネット広告のノウハウを活かして雑誌広告事業にも着手している。検索広告AdWordsのように,雑誌にもロングテール広告を取り込めるのではとの狙いがある。雑誌の広告枠を広告主に競売しているのだが,広告料金となる落札価格が期待はずれで,広告主の食い付きが今一つのようである。
Techdirtは,Googleのインターネット広告事業が成功している要因として次の三つをあげている。
(1) the ease of buying ads
(2) the relevance of the ads as someone was searching
(3) the ability to click through to what you were looking for immediately.
ところが,AdWordの手法を踏襲しても,雑誌広告事業では(1)は適用できても,(2)と(3)は適用できないということだ。Googleといえども,インターネット広告事業のようには,雑誌広告事業が上手く展開できていないようだ。
◇参考
・Google's Print Auction Fizzles (BusinessWeek online)
・Advertisers Still Don't See The Benefit In Google's Print Ad Sales(Techdirt)
・Googleが雑誌広告事業に本腰,28雑誌を対象にAdWordsオークションを(メディア・パブ)