専門誌を中心に,デジタル版の購読が増え始めている。雑誌(print magazine)の代わりに,デジタル版(digital edition)をダウンロードして読んでもらう。紙版の代わりにデジタル版にすれば,紙代や印刷代が不要だし,郵送代もかからない。パソコンのモニタ上で,紙雑誌の感覚でペラペラめくりできるソフトも出回っている。
米国では,この半年間で,デジタル版の総冊数が56%も増えている。発行後すぐに読むことができるため,特に海外読者には好評だ。課題は広告料金だ。読者がデジタル版に流れたために雑誌購読者数が減ると,広告料金の値下げ圧力がかかる。幸い米国では,読者数考査をするABCなどで,雑誌読者数にデジタル版読者も加算してもらえる。でも実際に,デジタル版購読者がダウンロードして読んでいるのだろうか。
プリント版読者とデジタル版読者を対象にした調査結果の概要が,以下の記事で紹介されている。
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Both Print and Digital Magazine Readers go to Web for More Information
http://www.centerformediaresearch.com/cfmr_brief.cfm?fnl=050117
結果の一部;
・最近4号を読んだり,目を通したことがある。
デジタル読者:74.6%,プリント読者:78%
・1号あたりの読む時間
デジタル読者:39分,プリント読者:41分
2005年01月19日
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