Pew Internetによると、50歳以上のインターネットユーザーでSNSを利用する割合がこの1年近くの間でほぼ倍増しているという。以下は、年齢グループ別にSNSの利用率の推移を、Pew Internetが調べた結果である。

SNSは若者の天下であった。現在も若年層が主流であるのは変わらない。でも新規ユーザーとして急増している年齢層は、上のグラフで見ると明らかに高齢者層に移ってきている。50歳-64歳グループのインターネットユーザーの場合、2009年4月には25%の人がSNSを使っていたが、2010年5月にはほぼ倍の47%が利用するようになった。また65歳以上となると、09年4月には13%であったのが、10年5月には26%と倍増している。
また50歳-64歳グループの11%および65歳以上グループの5%が、Twitter(あるいはTwitterもどき)を利用し、更新情報の共有を始めているという。
次は、普通の日にどのようなソーシャルメディアを利用しているかを、年齢グループ別に調べた結果である。高齢者は友人や家族とのやり取りに主に電子メールを利用しているが、最近では日常的なコミュニケーションの管理にSNSに頼り始めているという。

今回の調査は2010年の4月29日から5月30日の間に実施し、18歳以上の2252の大人をサンプルにして電話による聞き取り調査を行った。
◇参考
・Older Adults and Social Media(Pew Internet)
・Older Adults and Social Media(フルレポート)(Pew Internet)