まず,大手6社のうち5社で共同運用するWebサイト“Movielink”で,映画のダウンロード販売を始める。価格は,DVDタイトルと同じ20ドル〜30ドルになる予定。旧作は10ドル〜20ドルで販売される模様。ダウンロードした映画コンテンツは,コンピュータのハードドライブにいつまでも保存できる。また,他のコンピュータにも2台まで転送できる。さらに家庭内ネットワークにつながっているコンピュータなら,自由に再生して視聴できる。
これとは別に,SonyとLionsgateは CinemaNowサイトでも販売するという。今回の一連の発表では,The Walt Disney Coの映画のみが外れているが,いずれ販売する意向である。
ダウンロード販売時期は,DVDタイトルの販売時期に合わせる。いずれ,DVD販売の市場がダウンロード販売に浸食されていくのは避けられない。日本メーカーが躍起になっている次世代DVDにとって,ありがたくない動きである。
この1〜2年,音楽のネット配信サービスが本格的に立ち上がった。次は,映画の配信サービスがブレイクするのか。
◇参考
・At Last, Movies to Keep Arrive on the Internet (NYTimes.com)
・Hollywood to sell movies online(CNN.com,AP)