2008年の10ヶ月間において、Twitterのユーザー270万人を対象に彼らの980万回のつぶやき(tweets)を分析して、株価を予測した。株価は投資家の気分で変動しやすい。リアルタイムの情報であるTwitterのつぶやきを分析すれば、投資家たちの気分が読み取れ、その日のダウ平均株価が予測できるということか。
その分析のために、2種類のmood tracking tools(気分を追跡するツール)を用いた。一つは、気分がポジティブかネガティブかを測るOpinionFinder。もう一つは、気分を6次元((Calm, Alert, Sure, Vital, Kind, and Happy)で測定するGoogle-Profile of Mood States (GPOMS)。それらの測定結果とDJIAの終値とを比較することで、いろんな変化を予測できたという。たとえば、Calmnessインデックスは2日後から6日後までの間のDIJAのアップダウンを予測するのに有効だった。
この予測システムを詳しく知りたければ、論文"Twitter mood predicts the stock market"(PDFファイル)を。以下のような図などが掲載されている。
◇参考
・Analyzing almost 10 million tweets, research finds public mood can predict Dow days in advance(Indiana University News Room)
・Twitter as stock market predictor (INQUIRER.net)
・Twitter mood predicts the stock market(arXiv.org)