これは新しい「 24/7 Wall St./Harris Poll survey」の結果である。調査は、2010年10月8日〜12日に2095人の米国成人を対象にオンラインで実施した。
注目すべき結果を拾うと、次のようになる。
・米国人の81%は、ニュースを伝えるプリントメディアは衰退していくと見ている。
・55%の人は、伝統メディアが10年後にはもはや存在していないと予測している。
・半数の人はすでにほとんどのニュースをオンラインで入手している。さらに18歳から35歳の若年層となると、その割合が65%と高まる。
・プリントメディアは日々、縮小してきている。最近、プリントメディアの広告が少し良くなっているようだが、これは景気回復のお陰で一時的な現象である。ニュースや情報ソースとしてのプリントメディアが活気を戻しているわけではない。
調査の詳細は、ニュースリリースでどうぞ。10点の表が掲載されているが、そのうちの2点を以下に貼っておく。
多くの米国人が10年後には伝統的なニュースメディアが存在しなくなっていると見ているようだが、現時点では紙の新聞を読んでいる人はまだ多いし、これからも紙の新聞が必要だと答えている(本人にとって必要かどうかは別にして)。中高年で高学歴の多くの人たちは、今のところ好んでネットワークTVや紙の新聞/雑誌からニュースを得ている。
注:ここでいうネットワークTVはオンラインTVではなくて、 ABC、CBS、NBCなどの全米TV放送のこと。
◇参考
・The 24/7 Wall St./Harris Poll On American Media(24/7 Wall St.)
・Troubles for Traditional Media - Both Print and Television(Harris Interactive)
・55% Foresee Doom for Traditional News Media(Adweek)