最初のグラフは、2010年11月におけるフェイスブックユーザーの増加数の国別ランキングである。月間100万人以上を増やしている国が5ヵ国で、50万人以上となると16ヵ国になる。米国では伸び率が鈍化しているといっても、月間で300万人以上もユーザー数を増やしている。ここで最も気になるのは、フェイスブックのユーザー数が200万人も満たない韓国で、11月に約54万人も一気に増えたことだ。韓国の人口の1%余りが新たに使い始めたことになる。日本でもこのような現象が起こるのだろうか。

(ソース:Socialbakers)
次はフェイスブックユーザー数の多いトップ20か国である。それに、日本と韓国、香港を付けたした。各国の現在のユーザー数に加えて、この半年間の増加数と増加率、それに普及率(全人口うち利用人口の割合)を示している。インドとブラジルが目覚ましい伸び率も見せている。ロシアも最初のグラフで示すように、11月だけで26%も伸ばした。中国を除くBRICsでもフェイスブックが勢いを増しているのだ。ただ、中国はブロックという鉄壁でフェイスブックの進出を阻止している。一方ブロックされていない香港では、全人口の50%以上もがフェイスブックを使うほど根をおろしている。また、半年間の変化でも、韓国の伸び率が約60%と目覚ましい。日本と比べても立ち上がりが急である。今後もその勢いが続くかどうかが注目される。

(ソース:Socialbakers)
最後に州別のユーザー数と普及率である。中国に進出できないため、アジアのユーザー数も普及率も低いままになっている。

(ソース:Socialbakers)
◇参考
・Top Growing Countries on Facebook in November(socialbakers)