Wikileaks(ウィキリークス)自身も内部告発に怯える?
英Guardianのサイト(guardian.co.uk)によると、来年1月27日にドイツの出版社Econ VerlagがWikileaksの内部暴露本「Inside WikiLeaks」を発行する。
執筆者のDaniel Domscheit-Berg氏は,創立者Julian Assange氏に次いでWikileaks内でナンバー2の地位に就いていた人物で、スポークスマンも務めていた。同氏は今年の9月に3年間居たWikileaksを辞めた。離反した理由は、Julian Assange氏に権限が集中しWikileaksの運営に透明性が欠けてきたからという。Domscheit-Berg氏は、Wikileaksのライバルサイトの立ち上げを準備中のようだ(こちらを参照)。
この新刊書は内部告発サイトの心臓部に潜入した暴露本で、これまで知られなかった事実が明らかになると、出版社のEcon Verlagは売りこむ。1月27日の発行本はドイツ語版であるが、その後すぐに英語版が出るとのことだ。どこの日本の出版社が翻訳権を取得するのかな(したのかな)。
◇参考
・Insider to publish tell-all Wikileaks memoir(Guardian)
・Former WikiLeaks Employee to Publish Tell-All Book(AOL.news)
・WikiLeaks Faces New Competition(WSJ.com)