今,話題になっているニュースやサイトを知るには,diggに飛ぶのが,米国のgeekの間で常識になっているそうな。そこで,この1ヶ月間でdiggされている(投票されている)記事のランキングを見てみた。
今月は,1位と2位がニュース記事ではなくて,偶然にもTVコンテンツのアーカイブサイトである。1位は合法的にTV番組を集めたサイトChannelchooserである。問題は2位のTV Shows( PeekVid.com)である。このサイトは,おそらく許可なしにTV番組700本以上をかき集めたのであろう。
最近のDesperate Housewives (9 episodes)から懐かしのUntouchables (11 episodes)まで,700本以上のTV番組(ドラマとスポーツが中心)が広告抜きで閲覧できるのだ。これは,どう見ても,違法行為のはず。Diggで月間2位の投票を得たとなると,この存在はもの凄い勢いで広まったはず。でも,このサイト,11日現在,未だに存在している。YouTubeの場合もそうだが,マイナーな間は実害が小さいので,TV局も抗議しない。だが現在のYouTubeのようにメジャーになると,そうはいかない。
このニュースは,有名なメディアブログの記事“Watch 700 TV episodes for free”でたまたま知った。Diggがマーケッティング上,無視できないサイトに育ってきたのだが,これからは恣意的にランキングを高める投票(digg)も増えてくるはず。投票は登録者のみとはなっているが,今後のDiggの行方が気になる。
追記:
このエントリーを書き終えてPeekVid.comをチェックしてみると,TV Showsに加えて,Music Videosも開設されていた。
◇参考
・“diggする”が,米国のgeekの間で定着(メディア・パブ)
・参加型ニュースサイト“Digg”が大手新聞社サイトを抜き去る日(メディア・パブ)