放送,通信など各種メディアの融合は,主に既存メディア側からトップダウン的なアプローチで進められてきた。が,ここに来て,ボトムアップ・アプローチによる挑戦が始まっている。英Guardianや米 Los Angeles Timesの動きも,ボトムアップ・アプローチの試みと言える。
以前のエントリーでも紹介したSkypeCastersも,実験が始まった。その仕掛人が下のブログで現況を報告している。番組表も出ている。ネットビジネスからみのトーク番組が中心である。
For Immediate Release: The Hobson and Holtz Report
http://forimmediaterelease.biz/index.php/
weblog/the_hobson_and_holtz_report_podcast_6_february_7_2005/
SkypeCastersはずばり“Skype + Podcast Recorderer”である。IP電話のSkypeで喋った音声がMP3プレーヤーなどで聴ける。つまりSkypeを使ったラジオ放送といったイメージ。この手のメディアの融合としては,私のブログでも次の4種類を紹介してきた。
1. 電話+ネット放送+ポータブル・プレーヤー
2. ラジオ+ネット放送+ポータブル・プレーヤー
3. 出版+ネット放送+ポータブル・プレーヤー
4. 映像(TV)+ネット放送+ポータブル・プレーヤー
ポータブル・プレーヤーはiPodのような音楽プレーヤーが中心だが,今後はケータイが主役になる可能性が高い。PSPも候補だが・・。1.の例は上記のSkypeCastersで,2.の例はBBCなどである。
いずれもRSSをベースにしたコンテンツ流通が基盤である。ブログなどのRSS流通の枠組みの延長上で展開できる。ユーザーが主役で,単なる消費者ではなくて供給者側にも気軽に参加できるのが特徴。企業サイトも今やメディア化しており,マーケッティングにこうした仕組みを使えそうだ。米国では早くも動き出しているが・・。
話は急に変わるが,昨日,ライブドアがニッポン放送株35%を取得した。ライブドアは昨年末から,ボトムアップ・アプローチによる市民記者参加型のニュースサイトを始めている。しかしボトムアップ・アプローチだけでは,既存メディアに対抗できる域に達するのに時間がかかる。既存メディアが握っている既得権を切り崩すのも大変である。そのため,既存メディア会社の買収に以前から動いていたが,ついに放送株の取得に成功したのだ。ボトムアップとトップダウンの両面アプローチで既存メディアをどのように変身させていくか,興味深い。
2005年02月09日
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