iMedia Connectionのレポートによると,Technoratiに来るトラフィックの29.6%がMySpace経由なのだ。逆に,Technoratiから出て行くトラフィックの26.6%がMySpaceに向かっている。つまり,TechnoratiとMySpaceの間を往来するユーザーが非常に多いということである。
Technoratの月間ユニークユーザー数は,2006年4月が約450万人と急伸している。1年前の2005年4月が10万人程度だったから,すごい成長ぶりである。実際には,今年には入ってから,爆発的に伸びたようだ。その急伸の起爆として,MySpaceが貢献しているというわけだ。
MySpaceの若い利用者は,確かにブログ大好き人間の集団のはず。彼らがブログ検索サイトに頻繁に出向くのは頷ける。Technoratiサイトへのトラフィックは,Yahooサイトからが5.4%,eBayからが4.4%,Wikipediaからが3.9%に対し,MySpace経由が29.6%と飛び抜けて多いのだ。
米国の多くのSNSはオープン性が売り物である。招待状がなくても会員になれるし,サイト内のコンテンツも大半が誰もがアクセスできる。つまり、外部の検索エンジンの検索対象になるわけだ。そのため,TechnoratiとMySpaceの間で,頻繁な相互訪問が生まれるのである。日本のMixiやグリーでは,このような現象が生まれないのかも。
◇参考
・The Score:Technorati's Meteoric Rise(iMedia Connection)