一方で,DVD(HDD)レコーダーやWebサイト,さらにモバイルデバイスでTV番組を視聴する人は,これからどんどん増えていくはずだ。そこでNielsen Media Researchは,DVD(HDD)レコーダーを,視聴率調査の対象に加えることにした。さらに今後は,Webサイトやモバイルデバイス(ケータイなど)も加えていく予定だ。Webでの視聴率を調べるために,来年早々にもパネラーとなるユーザーのパソコンに測定用ソフトを組み込む予定だ。最終的には,ケータイやiPodのようなモバイルデバイスの視聴率も測っていく。2006年の年末までに,400人のiPodユーザーを対象に実験を始めたいという。
米Nielsen Media Researchは“Anytime Anywhere Media Measurement (A2/M2)” という方針でTV視聴率を測定することにしている。 そうでなくても若者を中心にTV離れが進み,メディア接触のスタイルも変わってきているのだから,測定対象が多様化するのは当然の流れといえる。
◇参考
・Nielsen to Offer Integrated, All-Electronic Television Measurement Across Multiple Media Platforms(プレスリリース)
・Nielsen to Track TV Viewing on Web, iPods, Mobile Phones (Reuters.com)
・米ニールセンのTV視聴率調査が変わり,TV広告料も激変か(メディア・パブ)