NYTimes.comに載っていた“Now, Free Ways to Do Desktop Work on the Web”というタイトルの記事を紹介する。この記事の中で登場しているWebベース・オンラインソフトは次の通り。
・Writely,:ワープロ
・ Google Spreadsheets:表計算
・ Jotspot,: ビジネス用協同wikiソフト
・ Zoho Writer, :ワープロ
・ Writeboard,: 共有 Ajax Wiki
・Ajax Write
・ 30Boxes,:カレンダー
・ Clipmarks, :ブックマーク
NYTimesで取り上げられるくらいだから,かなり有力なソフトなのだろう。一般のインターネットユーザーにはほとんど知られていない。だが,日本でもこうしたソフトを知っているかどうかがgeekの証なそうな。そういえば,先日公表されたGoogle Spreadsheetsは,誰もが利用できるようになっていた。
Dellのデスクトップパソコンが,米国では300ドルで購入できるという。でも,仕事でパソコンを利用するとなると,やはりMS Officeの世話にならなければならない。Office(Word+Excel+Outlook+PowerPoint)が400ドルと,今ではパソコン本体よりも値がはるということだ。それなら,できれば無料のWebベース・オンラインソフトで代用したくなる。特に,家庭でインターネットを中心にパソコンを利用しているユーザーには。
だが,Excelにどっぷり頼り切っている仕事環境では,MS Officeの呪縛から抜け出すには,もう少し時間がかかりそう。それでも,ネットワークを介して,複数の人の間でファイルを共有しながら共同作業していく仕事には,こうしたWebベースソフトは強力なツールになってこよう。ということで,Microsoftも危機感を抱いている。同社はNet-centric Office LiveとWindows Live initiativesを介して,オンラインソフトも準備しているようだ。“desktop ”から“ Web top”への流れを,Microsoftも無視できなくなっている。
◇参考
・Now, Free Ways to Do Desktop Work on the Web (NYTimes.com)