・World and Business(Business & Finance, Politics, World News, Offbeat News),
・Video(Animation, Comedy, Educational, Music, People, Gaming),
・Entertainment(Celebrity, Movies, Music, Television),
・Science(Space, Environment, Health, General Sciences),
・Gaming(Gaming News, Playable Web Games),
のカテゴリー別のニュースページを設ける。パーソナライゼーションなどのコミュニティ機能も充実させている。
Diggは今や,ニュースサイトの台風の目となっている。digg.comの月間ユニークユーザー数は850万人で,一日あたりの平均ページビューは950万である。ニュースを取り上げたり,投票したり,コメントを加えたりするには登録する必要があるが,その登録者数は30万人を超えた。このサイトを,わずか15人のスタッフで運用している。
今回のDigg3.0の公表のプロセスがおもしろい。詳細の公表は,マスメディアをパスして,TechCrunchとRead/WriteWebの両ブログを通して行われた。共に,Web2.0関連の人気ブログである。今やgeekやearly adopterの間では,非常に影響力の強いブログになっている。6月から,TechCrunch日本語版も始まっている。
DiggのKevin Rose (co-founder and Chief Architect)と Jay Adelson(CEO)が,TechCrunchのブロガーMichael ArringtonとRead/WriteWebのブロガーRichard MacManusを招いて,新しいDigg3.0について議論した。その議論の録音(55分)が,TechCrunchのポッドキャスト番組“TalkCrunch podcast”で聴取できる。
もちろん,TechCrunchとRead/WriteWebの両ブログで,多くのスナップショットを付けて,Digg3.0を詳細に紹介している。Web2.0の最も強力なインフルエンサーである両ブログは,当然のことだが,Diggのニュースサイトでも大量の投票(digg)数を得ることになる。たとえば,TechCrunchのMichael Arringtonのブログエントリーは,25時間で3665の投票(digg)を得ている。このDigg経由で,TechCrunchにアクセスが殺到し,多くの人がDigg3.0の情報を得ることになるわけだ。
確かに,こうした類のニュースは,マスメディア向けのプレスリリースで出すよりも,インフルエンサーブロガーを利用した方が賢明かもしれない。GoogleやYahooもよく,プレスリリースの代わりに,開発者ブログ(社の公式ブログ)を通して新サービスや新技術を公表している。
◇参考
・Digg 3.0 To Launch Monday: Exclusive Screenshots and Stats(TechCrunch)
・Digg 3.0 expands beyond tech(Read/WriteWeb)