The Atlantic Wireによると、今年に入ってから4月15日までの全日数の115日間のうち、半分以上の63日にはウィキリークスの機密情報に頼る記事が掲載されてきたという。下の図で、背景色が青の日が掲載日である。機密文書そのものをベースにした記事であって、単に WikiLeaksやJulian Assange氏などに触れた記事は対象にしていない。

(ソース:Atrantic Wire)
最近でも、キューバにある米軍基地内のグアンタナモ収容所に収容されていた700人以上に対する尋問などの機密文書をウィキリークスが入手し、その文書をベースにした記事を米国や欧州の新聞が報じ始めている。NYTも以下の記事のようにレポートしている。

リビアやエジプトなどで起こっている中東騒動に関するNYTの記事でも、その背景となるウィキリークスの機密情報が欠かせなくなっている。ウィキリークスネタにあまり多く頼っていると、独自ネタによる記事が手薄になるのではと心配してしまうが。
◇参考
・Over Half of 2011's New York Times Issues Rely on WikiLeaks(Atrantic Wire)