会議での議論についてはマスメディアのあちこちで紹介されているのでパスして,会場で話題になったことを3点ほど。
一つは,Google社員の姿がほとんど見られなかったこと。ネット関連企業のキーマンやブロガーが集結している場に,普通なら情報交換のためにGoogle社員が議論の輪に加わるはずだが。先ほどMicrosoftを退社したカリスマブロガーのRobert Scobleも,会場で100人近い人と名刺交換したが,Google社員の名刺が一枚もなかったいう。あまりにも強くなりすぎたGoogleに対し,ネット業界でも警戒心を抱く人が増えてきているのは確かだ。このような場に顔を出すと袋だたきにされかねないと恐れたのか? Google Checkoutを立ち上げた直後だし・・・。
もうひとつは,会議参加者の大半がMacを使っていること。会場写真を見ると,確かにMacだらけだ。Macsを愛用するのはgeekなブロガーの証なのか。こうした場でMacを使っていないと袋だたきにあいそう。
最後はまじめな話題で,基調講演にJohn Edwards 上院議員が登場したこと。彼は,民主党の前副大統領候補であり,次の2008年大統領選挙への出馬を狙っている。ネットインフルエンサーの集まる場に現れるのも,効果的な事前選挙運動かも。ネット中立(Net Neutrality)の支持を強調しており,ネット業界やブロガーの支援をアテにしているようだ。
◇参考
・Where was Google?(Scobleizer)
・Many Apple laptops at Gnomedex 2006: Bay Auditorium panorama(flickr)