このDiggの人気急上昇により,最近では,Diggに掲載されると,そのニュースソースページへのアクセス数が大きく跳ね上がり始めている。いわゆるDigg効果である。そこで,検索エンジン(SEO)対策とともに,Digg対策も必要との声も一部で出ている。
WebMetricsGuruによると,技術系ニュースサイトCyberNet Technology Newsの記事4本がDiggのフロントページに登場し,その時,CyberNetのページビューが一気に急上昇したという。ある2時間には,4000人がDigg経由でアクセスしたとのことだ。マイナーなCyberNetにしては,驚異的な数字なのかも。
4本の記事はいずれもFirefoxに関する記事であった。そして,驚くことに,Diggユーザーの75%がブラウザにFirefoxを使っているという。このことからもわかるように,Digg効果を大きく発揮するのは,主にマニアック層と言えそうだ。
Micro Persuasionの人気ブロガーのSteve Rubelも,Digg経由で CyberNetの記事にアクセスし,その時CyberNetの存在を知ったという。そこで,彼のRSSリーダーにCyberNetを登録したという。ソーシャルネットワーク系サイトでアクセスしてきた新規ユーザーが,そのサイトのリピーター(常連客)となる流れである。ソーシャルネットワーク系サイトによる口コミマーケッティングと通じるところがある。
◇参考
・The Effect of being on the first page of Digg(WebMetricsGuru)
・The Digg Effect Analyzed(Micro Persuasion)
・予定通り始まったDigg3.0,登録者数が急増しそう(メディア・パブ)
ま、Nytimes.comのPage viewは3.7へ落ちているのでDigg.comが追い抜いたというのは間違いではなさそうですが。
一応、Alexaにはバグ報告emailを送っておきました。