
同じように、iPadでブラウザー(Safari)からNYポストのサイトにアクセスしても、同じようなコンテンツが無料で読めるはずである。確かに、一昨日あたり以前までは、そうだったようだ。ところが昨日(現地の17日か)あたりから変わった。iPadでNYポストのWebサイトにアクセスすると、リダイレクトされて次のような画面が現れた。

iPadからNYPOST.comの編集記事にアクセスする方法は、NYPのアプリを利用するほかないとの案内だ。これは、iPadのブラウザーSafariを介したNYPOST.comのアクセスをブロックしたとのお知らせでもある。そして、App Store(New York Post for iPad on the iTunes App Store)でアプリを購入してくださいとの案内も付けている。
iTuneページに行くと、6月17日付でNYPアプリの販売を始めている。NYPの電子新聞(iPadアプリ)の定期購読料は、
・1ヶ月間:6.99ドル
・6ヶ月間:39.99ドル
・1年間:74.99ドル
それにしてもWebブラウザーからのアクセスをブロックするとは驚くべき手法で、インターネット(Web)を破壊する行為と、Dave Winer氏は憤慨する。でもマードックの新聞ならやりかねない。それだけ新聞は追い詰められているということかもしれない。しかし同じマードックの新聞であるWSJのサイト(WSJ.com)も、またnytimes.comも、iPadのSafariからアクセスできる。
で、このNYポストのSafariブロックに対して、アップルはどう対応するのだろうか。
◇参考
・The NY Post, the iPad and the web(http://scripting.com)
・New York Post Blocks iPad Access Via Safari To Sell Subscriptions(paidContent.org)